Q. 疲れやすく、なかなか疲労が抜けません。
A. 疲労感の原因は、休息によって回復する生理的な疲労と休息しても回復しない病的な疲労に分類できます。特に休息しても消えない疲労は重大な疾患につながる可能性があり、早めの対処が大切です。
病的な疲労の原因には、貧血や更年期障害、甲状腺機能異常、風邪やインフルエンザなどの感染症、肝疾患、腎疾患、心疾患、糖尿病など様々な病気が考えられます。また、ストレスが多い方はメンタル不調や副腎疲労症候群の可能性もあります。
かかりつけ医に相談をして、病的な異常がないことの確認をしましょう。
病的な異常がない生理的な疲労の場合は、十分な休息をとることが大切です。まず生活習慣を見直しましょう。休息をとる最も簡単な方法は、質のよい睡眠をとることです。運動不足も疲労の原因になります。適度な運動は、筋肉や内臓の働きを活発にし、血液の循環を良くすることで疲労回復に有効です。栄養不足も倦怠感やだるさの原因になります。
糖質を代謝するにはビタミンB群が欠かせません。ビタミンB群が不足すると、糖質の代謝がうまくいかず、だるい・疲れやすいなどの症状が出現します。ビタミンCも疲労感やだるさ対策に有効な栄養素です。栄養に問題がある方には当院では、にんにく注射や高濃度ビタミンCの点滴をおすすめしています。
体調不良や気になる症状があるときは気軽にご相談ください。