最近良く耳にするAIという言葉、Artificial Intelligence の略で人工知能という意味です。
囲碁や将棋の名人にAIが勝ったとか、AIでも東大の入試には落ちたとか、まさに人間と競う存在になって来ているようです。今後軍事、民間の利用が進み、無人戦闘機、無人タクシーなどが普通になる時代が来ると思います。
医療の中にもこのAIは利用されつつあります。患者さんに最適な治療法や抗がん剤の選択、内視鏡診断、病理診断などへの利用は実用化の段階に来ており、近い将来には普通に使われるようになると思います。やがては、症状をAIロボットに伝えると、必要な検査を医師に指示して、検査結果をAIに入力すると正確な診断と最適な治療法を医師に伝えるようになるでしょう。
そんな時代になると医師、特に内科医は必要なくなるという人も居ます。みなさんはどう思いますか?単に診断して薬を出すだけの仕事であれば、AIの方が迅速に正確に仕事をしてくれるでしょう。しかし、病気になった人の気持ちに寄り添い、時に励ましながら治療を続けていく事はAIには出来ない重要な医療の役割だと思います。病に悩み苦しんでいる一人の人間を癒すことは、AIロボットではなく私たち人間にしかできないのです。
AIに私達が利用されることなく、人間の生活をより快適にする助けとしてAIを上手に利用出来る時代になると良いと思います。