オステオパシーの創始者Drスティルは、もともと西洋医学の成功した医師でした。しかし、流行病で3人の息子を亡くす体験をして、医学は万能ではなく、時には有害にもなりえると考えるようになりました。その後、さまざまな研究を続け、人間の構造(骨、筋、筋膜など)は、健康や疾患に大きく関わっており、それらを適切に修正することで、自己治癒力を高めることができることを発見しました。これは、オステオパシーの概念の一つです。
Drスティルは、日めくりカレンダーができるぐらい多くの名言を残しています。今日はその中の一つを紹介いたします。
「健全をさがしなさい。病気は誰にでもみつけられます。」
これは、Drスティルが医学生に向けて話した言葉です。ここでいう「健全」には、深い意味が含まれているので、詳細はまたの機会にしたいと思いますが、この言葉は、私達の日常生活に応用できると思います。
例えば、ある日、とてもおいしいお料理をカフェで食べたとします。あなたはうれしくて、おいしかったお話しを友人に伝えます。その時、何人に伝えますか?
その次の日、めちゃくちゃまずいお料理を、違うお店で食べました。では、あなたは何人にその話を伝えますか?
多くの人は、おいしかった話よりもまずかった話を、より大勢の人に伝えるといわれます。人は、良かった事よりも、悪い事の方に気を奪われがちなのです。
読者の方は、今、病院の待合室で診察をお待ちの途中かもしれません。長い待ち時間でお疲れになり、イライラしているかもしれません。早く終わって家に帰りたい!と、体に力が入り交感神経優位になり血圧があがっています。病院に来たら余計具合が悪くなってしまうパターンです(柳川先生に会いたくてドキドキされている方もいるはずですが)。そんな時は、ご自身の中にある健全な部分(楽しい事、気持ちよかった事、穏やかな面など)を思い出してみて下さい。そしたら、筋肉の緊張が抜けて、副交感神経が働きだし、血流がよくなり、気分もやわらぎます。それに加えて、深呼吸一つするとかなり良い状態になります。今日、採血をしたら、結果が良くなるかもしれません(?)。
オステオパシーでは、Body(体)Mind(心)Spirit(魂)は三身一体と考えます。思考は体に影響を及ぼし、体は思考に影響を及ぼします。身体の調子が悪いと気持ちまで沈んでしまいがちですが、そんな時は、Drスティルの言葉の様に、ご自身の健全な部分を見るようにしてみて下さい。きっと今までにない変化を感じられると思います。
☆待ち時間短縮にはスタッフ一同努力して参ります。
西鎌倉メディカルスパでは、オステオパシーを受けることが出来ます。
10月からは毎週木曜日、金曜日が施術日です。
肩こり、腰痛、リラックス、メンテナンス等に対応できます。
最近、不眠の症状をお持ちの方をクリニックでしばしば見かけます。その様な症状の方にもオステオパシーは有効ですので、お試しください。
Drスティルのオステオパシーの概念を大切に、皆様の健康増進のお手伝いをいたします。