ケンズニュース7・8月号

散策のあとはティータイム♪

本日、デイやながわ・癒しの樹では
近くのお寺までお出かけして、
帰ってから、バルコニーでティータイム。
お天気も良くて気持ちが良かったです♪

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今日のお昼は手打ち蕎麦

今日はデイやながわ・癒しの樹では
趣味でお蕎麦を打っていらっしゃる方が
手打ち蕎麦の実演をしてくださいました!!
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利用者さんも職員も全員
蕎麦打ちに釘付けでした。
「田舎で親が作ってくれたよ。」
「お米の代わりに味噌汁に入れてお団子みたいにして食べたよ。」
とか、昔を懐かしんでいらっしゃいました♪
DSC_0121.JPGのサムネール画像
お昼はもちろん全員で「打ちたてお蕎麦」を戴きました。
全員で声をそろえて『美味しい~!!!』
お蕎麦があまり好きではないという方も完食でした。
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中村さん。
御馳走様でした。ありがとうございました♪


デイサービス新着情報☆

6月1日より鎌倉駅近くの扇ガ谷へ移転します。
と前回お知らせいたしましたが...

現在、来月1日よりのオープンに向けて
リフォーム中の新しいデイサービスの画像をお見せします。

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JRの線路沿いから少し入ったとても静かなところで
建物も敷地も大変広くなります!!

 

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広いお庭もありますので
利用者さんと一緒に季節のお花を植えたり
ガーデニングも楽しみたいと思います。

古都鎌倉ならではの寺社仏閣の散策なども楽しみです♪

いままで以上に楽しいデイになるように
スタッフ一同頑張ります!!


新しいデイサービスの連絡先
住所:鎌倉市扇ガ谷4-1-15
電話:0467-61-1780
地図:

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ケンズニュース・5-6月号

ケンズニュース5-6月号.pdf←印刷される方はコチラをクリックして下さい

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デイやながわ・癒しの樹からのお知らせ

この度、デイサービス事業所「デイやながわ・癒しの樹」が
移転することとなりました。

詳細は後ほどご案内致します。

新住所は
鎌倉市扇ガ谷4-1-15
 鎌倉駅(市役所側)から徒歩15分、英勝寺の近くです。
 鎌倉駅からの地図はコチラです→癒しの樹の地図.pdf

サービス提供体制等については変更ございません。
今後とも引き続きご支援、ご協力をお願いいたします。

医療法人社団健生会
デイやながわ・癒しの樹 スタッフ一同

「花粉症と衛生仮説」 小尾 龍右

花粉症の季節ですね。花粉症のことを別名「アレルギー性鼻炎」と言います。
アレルギー性鼻炎は花粉だけでなくホコリ、ダニなどによって、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こす病気の総称です。アレルギー性鼻炎は1970年以降急増し、今なお増えています。

原因は、戦後にスギが大量に植林されて花粉量が増えたから等の説がありますが、はっきりしません。同じ環境でも発症しない人や、大人になってから花粉症になったという人もあり、ひとりひとりの内的要因もあると考えられます。

一般的な治療は「抗アレルギー薬(略して抗ア薬)」の内服や点鼻薬を使います。
抗ア薬は第1世代と第2世代があります。古い第1世代は眠気が問題でしたが、現在の第2世代は改善され安心して飲めます。抗ア薬は10種類以上あります。基本的な効果はどれも同じですが、鼻づまり解消にはそれを得意とする抗ア薬がありますのでご相談下さい。どうしても眠気が出る方には小青竜湯などの漢方薬が役に立ちます。ご相談は漢方外来で承ります。


また、一部の第2世代抗ア薬が薬局でも手に入るようになりました。なかなか医療機関にかかれない方は、薬局の薬剤師さんにご相談なさってください。
抗ア薬は安心して長期服用できる薬なので、花粉症シーズンの約2週間前から服用し、花粉飛散が終了するまで服用を続けることが一般的です。  
一方、抗ア薬を服用中にもかかわらず症状が出る場合は、ステロイド入りの点鼻薬を使います。この点鼻薬は効果も早く確実で副作用が少ないことから重宝します。ただし、点鼻という作業が面倒な点がデメリットです。
こうした、抗ア薬や点鼻薬でも症状が治まらないときは、短期間に限定してステロイド薬を内服します。そのほか、特殊な治療としては減感作療法やレーザー治療などがあります。アレルギー専門の医療機関や耳鼻咽喉科の専門外来で御相談下さい(当院では行っておりません)。


ところで、昔は注射一本で花粉症を治すといった話を聞きましたが最近は減っています。理由は薬の副作用です。使用される注射薬は強力なステロイドで効果も絶大ですが、全身に作用するため副作用も大きいのです。鼻という局所の病気に対する治療としては強すぎます。例えるなら、たばこの火を消すのに、消防車で消火しているようなものです。注意して下さい。


最後に「衛生仮説( hygiene hypothesis )」という興味深い学説を御紹介します。乳幼児期に牛・馬の糞に含まれる細菌と日常的に接触していた子供はアレルギー疾患になる率が低くなるという学説です。最近では公園の砂場は犬猫の糞尿で汚れているから、屋内の消毒した砂場で子供を遊ばせるそうですが、動物や細菌と接触しないクリーンな環境が逆にアレルギー疾患を増やすとは皮肉なことです。自然と触れあい、他の生き物と共生する。そんな、ヒトとして大切な原点を現代人は忘れがちではないでしょうか。花粉症の季節には、そんなことも考えさせられます。

「新年を迎えて」  柳川 健

新しい年を迎え、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
寒さの厳しい季節、お身体に気をつけて健やかにお過ごしいただきたいと願っております。

 

さて、鎌倉の「柳川クリニック」は今年の2月で14歳を迎えます。多くの方にご利用頂き、理事長柳川健、院長小尾龍右始め、スタッフより御礼申し上げます。鎌倉市は高齢化が今後もますます進み、私どもがクリニックを始めた14年前とは少しずつ状況が変わってきていると感じます。ご高齢の方が利用しやすいクリニック作りを考えながら日々努力してまいります。どうぞご意見やご要望等が御座いましたら何なりとお申し出ください。今後在宅医療や送迎サービスなどを充実させていきたいと考えております。

 

横浜の「みなとみらいケンズクリニック」は今年の5月で2歳になります。
内視鏡検査を中心に漢方内科、心療内科、生活習慣病の方など幅広くご利用頂きありがとうございます。桜木町駅前という利便性が良いため、横浜、川崎、都内からも多くの方に来院して頂いております。また併設の鍼灸院は予約が入りにくくなっており、近くにもう少し広い分院を現在検討中です。カウンセリングも予約が入りにくいため、実施曜日を増やす予定にしております。みなとみらいでも、鎌倉と同様に西洋医学にとらわれない統合的な医療を提供したいというコンセプトのもと、今年も院長柳川健 副院長小尾龍右 スタッフ一同努力してまいります。

昨年3月の震災からもうすぐ1年。今もその影響で不安の多い日々をお過ごしの方もいらっしゃると思います。皆様が体も心も健康でいられるようにお手伝いさせて頂くことが私たちの使命であります。

今年もよろしく願い申し上げます。   

ケンズニュース1月・2月号

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クリニック新聞12_1.1-2.pdf拡大表示はこちらから

「治らないと言われたら」  小尾 龍右


この病気は治らない」と大病院の専門家に言われて、途方に暮れて漢方外来を受診される方がいらっしゃいます。その方たちは一様に、絶望と希望の境界線を行ったり来たりしている表情をされています。

漢方医として診療を続けて17年になります。その間、多くの難病、不治の病と宣告された方の診療に関わってきました。私も若いころは難病を治そう、病気を克服してやろうと意気込んでいました。しかし、残念ながら治療者としての栄誉より、敗北感のほうが深かったと言わざるを得ません。

そこから得た教訓は「病気をねじ伏せて勝とうとしない」ということです。病気を無くす、老化を無くすという考えは不自然なのではないか。人は誰もが病気となり老いていく。それを限られた寿命の中でいつ迎えるかに過ぎないのではないか、そう考えるようになりました。その結果、病気は治らなくてもよいから、なだめて、悪さをしないように、躾ければいいのではないかと思うに到りました。

西洋医学は勝利を求める医学ですが、東洋医学は和解を目指す医学です。西洋医学は病気に勝つということを目指します。よく、患者さんからも「治りますか?なんで治らないのですか?原因はなんですか?」と質問されます。残念ながら、こういう考え方に捉われていると心が休まることはなく、治療は苦しいものとなります。なぜなら病気の多くは原因不明で将来を確実に見通すことは誰にも出来ないからです。したがって、完全な勝利か敗北かという二元論から脱却し、どうやれば病気や症状を落ち着かせられるかと考えることが難病の治療では特に大切なのです。

孟子の言葉に「道は近きにあり。しかるにこれを遠きに求む」とあります。答えは目の前にあるのに、どこか遠いところにあるように考えてさまよってはならないという意味です。「この病気をたちどころに治せる治療法がどこかにあるかもしれない」と、探し求めてへとへとになってはいませんか?

夢の新薬、最新の治療を探し求める前に、知らず知らずに自分を傷つけている日々の不摂生や怠惰を改め、真に自分自身を大切にすることを積み重ねる。そういう過ごし方をすることによって、最終的には病気を落ち着かせることができると思います。

漢方治療の効果とは、単に漢方薬の薬効成分による効果だけではなく、漢方医の診察を受け、きちんと漢方薬を飲むという行為を通して無意識に患者さん自身が「道は近きにあり」に気付き、自分自身を大切にするという努力を積み重ねた結果でもあると思います。

治らないと言われても絶望しないでください。東洋医学の考えにもとづいて治療してみてください。治らなくても、落ち着かせることはできると思います。  

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