苦しくない胃内視鏡検査(胃カメラ) 柳川 健

「胃カメラは苦しいから受けたくない」「以前胃カメラを受けたら苦しかったから二度と受けたくない」そんな話を良く患者さんから耳にします。

 

胃内視鏡検査(胃カメラ)はどうして苦しいのでしょうか?
いくつか理由がありますが、一番多いのは喉の反射が出ることによります。俗に言う「オエッ」というやつです。
この喉の反射を抑えるために一般的に行われているのは喉の麻酔です。
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割位の方は喉麻酔だけで反射は抑えられます。
逆に言うと4割の方は喉麻酔だけでは「オエッ」となって苦しい検査になってしまいます。

 

鎮静薬という「ボー」とする薬を使うとほとんどの患者さんの反射を抑えることが出来ますので、楽な胃内視鏡検査をお受け頂けます。
鎮静薬を使用しない場合には鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)であればほとんど方の場合に喉の反射が出ない検査が可能です。
しかしながら鼻からの内視鏡は口からの内視鏡に比べてカメラ(内視鏡先端にあるCCDカメラ)の精度が通常の内視鏡よりも劣るため、検査の精度に多少の問題があることも指摘されています。
また鼻出血が起こり耳鼻科を受診しなければならない事もあります。

 

検査後すぐ仕事に行く必要がある方の場合には経鼻内視鏡も「楽な検査」の一つの選択肢にはなりますが、当院では、時間に余裕を持って、鎮静薬を使った従来の口からの内視鏡検査をお勧めしたいと思います。

柳川クリニック

みなとみらいケンズクリニック

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