腹痛で悩んでいる方へ  柳川健

 

当院には胃腸症状の方が多く来院されます。

「胃が痛い」、「下腹部が痛い」、「お腹全体が張るように痛む」。症状は様々ですが、お腹の痛みで悩んでいる方は少なくありません。お腹の痛みが頻繁にある方は年齢に関わらず、内視鏡や超音波検査などの検査をお勧めします。

 

胃潰瘍や十二指腸潰瘍、腸の炎症などが見つかることもあり、特に胃にピロリ菌が生息して潰瘍を繰り返している方は、ピロリ菌を除菌することで腹痛が嘘のように無くなってしまう事もあります。腸の炎症の病気が診断されれば、必要に応じて薬を服用することで腹痛が良くなることも少なくありません。 

 

胃腸の内視鏡検査や超音波検査・CT検査も全て異常がないのに腹痛が続いている。そんな方もしばしばご来院されます。腹痛の原因として少なくないのが「機能性」の異常です。 胃や腸は動きのある臓器ですが、その動きに異常があるために腹痛が起こるのです。機能の異常ですから、内視鏡検査などでは異常所見がありません。薬を使って胃腸の動きを調節すると痛みがなくなります。そして、時にこの機能の異常と、同時に存在する腹痛の原因が「心因性」のものです。うつ病や不安障害などがあり腹痛を伴っている人もいますが、そうした病気がないのに腹痛が精神的な原因で起こる事があるのです。一般的には30歳前の比較的若い時期に症状が出てくることが多いもので、腹痛以外の痛み(頭痛や胸痛など)にも悩んでいることもあります。

 

胃潰瘍などの内視鏡診断から、心因性の腹痛まで、当院では幅広い診療を提供しています。腹痛でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

柳川クリニック

みなとみらいケンズクリニック

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