最新鋭の内視鏡センター
最先端の医療技術を備えた国内最高峰の内視鏡検査環境
みなとみらいケンズクリニックでは、院内に最新鋭の内視鏡センターを敷設してます。当内視鏡センターでは、平成26年4月よりオリンパス社製の最新型機器「ELVIS LUCERA ELITE エリート」を導入し、より正確な診断が可能となっています。また、当院で勤務する内視鏡専門医は豊富な経験を持つ熟練した学会医であり、当内視鏡センターは国内最高峰とよべる内視鏡検査環境を実現しています。
最新鋭スコープで正確な診断
高画質、NBIはあたりまえ。僅かな病変も見逃しません。
内視鏡検査の最大の目的は「早期ガンの発見」です。早期ガンを発見するためには医師の技量と経験に大きく依存しますが、その観察精度は、内視鏡スコープの品質によっても大きく影響されます。
例えば、内視鏡検査時、担当医は消化管内部を映すモニターを見ながら胃や大腸の観察を行いますが、モニターに映し出されている映像が鮮明でなければ、正確な診断ができないということは、容易に想像することができます。
また、NBIと呼ばれる「ガンを浮かびあがらせる」機能を搭載した内視鏡を使用していなければ、早期ガンを見逃してしまいます。実際に、NBI観察によりガンの早期発見率は飛躍的に向上しています。
患者さまの体内に内視鏡を挿入して体内を観察する以上、早期ガンを見落とすことはあってはいけません。そういった意味でも、今や高画質でNBIを搭載した内視鏡スコープを使用することは、内視鏡専門医にとって当然の選択なのです。
NBIのしくみ
内視鏡で病変を観察するときは普通、光の三原色である赤、緑、青(RGB)を合わせた白色光で観察します。これに対して、NBIでは赤を除いた青と緑の光で観察します。がんなどの腫瘍は細胞を増殖させるために、毛細血管を使ってエネルギーとなる養分を集めます。粘膜表面の毛細血管の形状や集まり方を見ることが、がんか否かを判別する重要な手がかりとなります。NBIでは血液中のヘモグロビンが青色光を吸収して粘膜表面の毛細血管を浮かび上がらせることで、がんなどの微細病変部を見やすくすることができます。
内視鏡検査でNBIを使用すると何が良いか
NBIは食道ガンの早期発見に非常に有効です
現在の内視鏡検査において、このNBIが最も有用であると考えられるのは食道ガンの早期発見です。通常の観察でははっきりとしないような表面だけにある食道ガンでもNBIを使うと比較的はっきり見える事が少なくありません。
食道ガンの場合には、このNBIを使用して怪しいところがないかを観察し、もしも怪しければルゴール液という染色液を撒きます。食道の粘膜にはグリコーゲン顆粒が存在するため、ルゴール液で黒っぽく染色されます。食道ガンの細胞はグリコーゲン顆粒を含まないため白く抜けてくるのです。白く抜ける所を見つけて組織検査をして診断を確定する事になります。
このNBIによる診断は、胃の病変でも効果を発揮するのではないかと言われていますが、現在はまだ胃病変の発見には難点も多いのが現状です。
NBI観察はどの内視鏡装置でも出来るわけではありませんので、ご自分が検査を受ける病院に確認されると良いかもしれません。